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| 製造者 | |
|---|---|
| 会社名 : | 関東電化工業株式会社 |
| 住所 : | 東京都千代田区丸の内1丁目2番1号 |
| 担当部署 : | 東京海上目動ビルディング新館 第1製造部第1課 |
| 担当者(作成) : | 環境保安・品質保証部長 |
| TEL : | (086)455-5231 |
| FAX : | (086)456-0136 |
| 緊急連絡先 : | 関東電化工業(株)水島工場環境保安部 電話番号(086)455-5231(代) |
| 整理番号 : | M−004 |
| 充填製造者及び販売者 | |
|---|---|
| 会社名 : | 株式会社 内藤商店 |
| 郵便番号 : | 460-0002 |
| 住所 : | 名古屋市中区丸の内3丁目8番3号 |
| 担当部署 : | 製造部 |
| TEL : | 052-962-5551 |
| FAX : | 052-961-5901 |
| 緊急連絡先 : | 052-962-5551 |
| 受付時間 : | 月曜日〜金曜日 8:00−17:00 |
| 改訂 : | 2001/01/31 |
| MSDS a@: | MSDS-021101 |
製品名(化学名・商品名等) : フレークフレーク苛性ソーダ
物質の特定
| 単一製品・混合物の区別 : | 単一製品 |
|---|---|
| 化学名 : | 水酸化ナトリウム |
| 一般名 : | カセイソーダ |
| 成分及び含有量 : | 水酸化ナトリウム(97.0% 以上) |
| 化学式又は構造式 : | NaOH |
| 官報公示整理番号 化審法: | (1)−410 (化審法・安衛法) |
| CAS a@: | 1310-73-2 |
| 危険有害成分 : | 該当なし |
危険有害性の要約
| 最重要危険有害性 : | 強アルカリ性、腐食性 |
|---|---|
| 有害性 : | ・蛋白質を分解する作用があり、付着したものを完全に除かない限り、次第に組織の深部に及ぶ恐れがある。 ・飲んだ場合、口内、食道、胃等の粘膜が侵されて死亡することもある。 ・粉塵やミストを吸収すると気管、肺などに炎症を起こす。 ・消化器粘膜または深部組織を侵され、死亡することもある。 ・皮膚にふれた場合急激に局所を腐食し、腫れや発熱を起こす。 ・低濃度溶液でも水分が蒸発することにより同様の症状を起こす。 ・目に入った場合、結膜や角膜が激しく侵され視力低下や失明することがある。 |
| 環境影響 : | 水に混入するとアルカリ度が上昇して水棲生物が死滅することがある。 |
| 物理的及び化学的危険性 : | 火災0(危険無)人体3(危険大)反応1(要注意) ・中程度の急性毒性があり、目に入った時は重大な障害を生じる恐れがある。また皮膚に触れると炎症を生じることがある。 ・水と接触すると発熱する。強アルカリ性で腐食性が強い。 ・空気中の湿気により発熱し、可燃物を発火させることがある。 ・加熱・燃焼の危険性無し。 ・アルミニウム、錫、亜鉛等の金属を腐食し、可燃性ガス(水素)が発生する。 |
| 特定の危険有害性 : | 燐化合物と反応し、有毒、可燃性ガス(燐化水素)を発生する。 |
| 分類の名称 : | 急性毒性物質、腐食性物質 |
応急処置
| 吸入した場合 : | 新鮮な場所に移し衣服を緩め、毛布等でくるんで保温し、安静にさせる。できれば酸素吸入を行う。すみやかに医師の診断を受ける。 |
|---|---|
| 皮膚に付着した場合 : | ただちに付着又は接触部を清水で洗い流す。汚染された衣服や靴を脱がせる。医師の診断を受ける。 |
| 目に入った場合 : | ただちに大量の流水で15分以上洗眼する。その後、すみやかに医師の診断を受ける。 |
| 飲み込んだ場合 : | 卵白と混ぜた牛乳、大量の水を飲ませる。患者に吐かせようとするとかえって侵されて薄くなった胃壁などが破れることがあるので、絶対にしてはならない。すみやかに医師の診断を受ける。 |
火災時の処置
| 消火剤 : | 当該物質を巻き込んだ周辺の火災に適切な消化剤を使用すること |
|---|---|
| 特定の消火方法 : | 周辺火災の場合の処置 すみやかに容器を安全な場所に移動する。 移動不可能な場合は、嘔気を破損しないように注水し冷却する。 製品に直接水をかけると発熱する。 周辺火災の消火に努める。 強アルカリなので、製品が混入した消火排水は酸による中和処理が必要である。 |
漏出時の処置
| 人体に対する注意事項 : | 作業の際には必ず保護具を着用。 |
|---|---|
| 環境に対する注意事項 : | 公共用水水域に流さないようにする。 |
| 除去方法 : | ・大量の場合、極めて腐食性が強いので、必ず保護具を着用する。防水シート等で表面を被覆して飛散防止を図り回収する。 酸(希塩酸、希硫酸等)で中和し大量の水で十分希釈し洗い流す。 回収物は、「廃棄上の注意事項」の項により処理をする。 ・少量の場合、希塩酸で中和し大量の水で希釈し洗い流す。 回収物は、「廃棄上の注意事項」の項により処理をする。 |
取扱い及び保管上の注意
| 取扱い |
| 技術的対策 : | 有毒、腐食性、皮膚から容易に吸収されるので、粉塵の吸入をさける。長時間反復の暴露を避ける。 |
|---|---|
| 注意事項 : | 爆発、発火などの危険性はないが、水又は酸と接触した場合には激しく発熱する溶液は鉄、銅、モレルメタルを除々に侵す。アルミニウム、錫、鉛、亜鉛、およびそれらの合金を腐食する。 |
| 安全取扱注意事項 : | 「毒物及び劇物取締法」により“劇物”に指定されている。従って、取扱いにおいては選任の毒物劇物取締責任者を置く等、当法律に従うこと。 取扱作業には、必ず保護具を着用する。 取扱場所の付近には洗顔、手洗い装置等を設け、取扱作業後には必ず手、顔を洗う。 |
| 保管 |
| 適切な保管条件 : | ・貯蔵容器には「医薬用外」の文字、及び白地に赤色の文字で「劇物」表示し、水分を吸わないように容器は密閉して保管する。 ・貯蔵場所には、毒劇物と他の薬品を区別して保管できるようにする。また、容器の破損に備えて、酸、金属、有機過酸化物などから隔離しておくことが望ましい。 ・鋼製容器で貯蔵する場合には、容器の外面からの腐食を防ぐためできるだけ乾燥した室内に置く。やむをえず事業所内の屋外に置かなくてはならない場合には、適当な台の上に置き、その上にシートを掛ける。ただし、長期間の屋外貯蔵は避けること。 ・袋で保管する場合は水等による濡れ防止措置を講じ、開封したらすぐ密閉すること。 ・空気に常時触れていると、空気中の二酸化炭素を吸収して、白い粉末伏の炭酸ナトリウムが生成し、湿気を吸収して純分が低下するので極力空気に触れさせないこと。 |
|---|---|
| 安全な容器包装材料 : | 鉄ドラム缶(ポリエチレン袋)、フレコン |
暴露防止及び保護措置
| 設備対策 : | ・取扱場所の近くにシャワー、手洗い、洗顔器を設ける。 ・廃棄物中和・希釈装置を設ける。 ・局所排気装置または全体排気装置を設ける。 |
|---|---|
| 管理濃度 : | 設定されていない。 |
| 許容濃度 : | 日本産業衛生学会(2004年度版):2mg/m3 (上限値) ACGIH(2003年度版):TLV-STEL 2mg/m3 (上限値) |
| 保護具 : | |
| 呼吸器の保護具・・・防塵マスク又は全面防塵マスク 手の保護具・・・ゴム手袋、ビニール手袋等 目の保護具・・・防塵メガネ、ゴーグル等 皮膚及び身体の保護具・・・ゴム又はビニール衣、帽子、ゴム長靴等 |
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物理的及び化学的性質
| 分子量 : | 40 |
|---|
| 物 理 的 状 態 |
| 形 状 : | 白色鱗片状 |
|---|---|
| 色 : | 半透明白色 |
| 臭 い : | 無臭 |
| pH : | 14以上 |
| 物理的状態が変化する特定の温度/温度範囲 |
| 沸 点 : | 1,390℃ 初留点: −℃ |
|---|---|
| 融 点 : | 318℃ |
| 引 火 点 : | なし |
| 爆 発 特 性 : | 下限なし 上限なし |
| 密 度 : | 知見なし |
| 溶 解 性 |
| 水に対する溶解性 : | 一度に多量に解かすと溶解熱のため沸騰した液が飛散することがある。 108 g/100g・水(20(℃) |
|---|---|
| 溶媒に対する溶解性 : | 潮解性があり、低分子のアルコール類へも溶解性がある。 |
| その他のデータ |
| 特になし |
安定性及び反応性
| 安 定 性 : | 空気中の湿気を吸って潮解する。 |
|---|---|
| 反 応 性 : | ・酸と激しく反応して発熱する。 ・憐化合物と反応し、有毒・可燃性ガスを発生する。 ・アルミニウム、錫、亜鉛などの金属を腐食し、可燃性ガス(水素)を発生する。これが空気と混合して、爆発性の気体を生ずる恐れがある。 ・有機化合物に対しては、油脂を鹸化したり、塩素化炭化水素を脱塩酸する。 ・ 動物性繊維は容易に腐食される。植物性繊維も腐食されるが、前者に比べてかなり 耐食性が大きい。 |
| 危険有害な分解生成物 : | 特になし |
| その他 : | 特になし |
有害性情報
| 急 性 毒 性 : | LD50 40mg/kg (腹腔内注入一マウス) LDLo 500mg/kg (経口投与-ウサギ)※文献4 |
|---|---|
| 局 所 効 果 (刺激性) : | 皮 ウサギ 500mg/24h 重度 ※文献3 眼 ウサギ 50μg/24h 重度 |
| 皮膚腐食性 : | 強アルカリで急激に局所を腐食し、腫れや発熱を起こす。 |
| がん原性 : | OSHA 記載なし NTP 記載なし IARC 記載なし 日本産業衛生学会 記載なし |
| 変異原生 : | 染色体異常 ハムスター 肺10mmol/L ※文献3 |
| その他 : | 水に混入するとアルカリ度が上昇し、水棲生物が死滅することがある。 |
環境影響情報
| 生 態 毒 性 |
| 残留性/分解性 : | なし |
|---|---|
| 生体蓄積性 : | なし |
| 魚毒性※文献5 : | Gambusia LC50(96h) 125ppm Blue gins LC50(48h) 42ppm Gambusia affinis LC50(24h) 125ppm L epomis macrochirus LC50(96h) 9.9ppm |
| その他 : | 知見なし |
廃棄上の注意
| 「取扱及び保管上の注意」の項による他、毒物劇物取締法(第15粂の2)等関係法令に従って適正に処理処分すること。 |
| 大量の場合 : | 廃アルカリは特別管理産業廃棄物なので、そのまま一般廃棄物としてはいけない。収集、運搬、処理は定められた基準にしたがって行うこと。 ・廃棄するときは、少しずつ薄い酸で徐々に中和し、多量の水で希釈して排水溝に流す。 ・中和するために濃度の濃い酸溶液に投入すると、発熱によって突沸した液が容器から吹出すことがあるので、必ず溶解後に薄い酸で中和すること。 |
|---|---|
| 残余廃棄物及び汚染容器・包装の廃棄方法 : | ・容器残余廃棄物は水洗し洗浄液を中和し排出する。 ・容器は洗浄し廃棄する。 ・包装は洗浄し廃棄する。 |
運送上の注意
| 国 際 規 制 : | IMDG(国際海上危険物規則)コード クラス8(P.8225) ICAO-TI(国際民間航空機関技術指針)/IATA-DGR (国際航空運送協会危険規則)クラス8 等級U PAT814(15kg)Y814(5kg) |
|---|---|
| 国 連 分 類 : | クラス8 |
| 国 連 番 号 : | 1823 |
| 国 内 規 制 : | 毒物及び劇物取締法:第2条別表第2 劇物 航空法:施行規則194条危険物告示別表第1 腐食性物質 船舶安全法:危規側第2、3条危険物告示別表第1 腐食性物質 港則法:施行規則第12条危険物告示 腐食性物質 道路法:施行令第19条の13、車両の通行制限 |
| 輸送の特定の : 安全対策及び条件 |
・毒物劇物取締法により、容器は「毒物及び劇物の運搬容器に関する基準」に従うこと。 容器表示は「医薬用外」、「劇物(白地に赤文字)」と成分及び合有量が必要である。容器に入れて販売する場合には、製造者の名称及び住所も表示しなければならない。 ・酸類、有機薬品との混載をしないこと。 ・長時間にわたり低温にさらさないこと。 ・長距離輸送の場合、運転交侍者又は助手の同来着が必要。 ・応急処置を記載した書面、保護具、工具等の携帯。 |
適用法令
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その他の情報
| 引用文献 |
| 1)毒劇物基準関係通知集 薬務公報社 2)苛性ソーダ輸送設備取扱いマニュアル 日本ソーダエ業会 3)RTECS(2002) 4)危険物・毒物処理取扱マニュアル(海外技術資料研究所、1985) 5)Sewage and lndustria1 Wastes vol.29 N0.6(1957) 6)魚類と水中生物に及ぼす化学品の毒性デー夕 インダストリアルデータセンター(1973) 7)化学品安全管理デークブック 化学工業日報社(2000) 8)日化協化学物質法規制検索システム(2002) 9)毒物及び劇物取締法MSDS対象物質全データ(2001) |
| 記載内容の取扱い |
| 全ての資料や文献を調査したわけではないため情報洩れがあるかもしれません。また、新しい知見の発表や従来の説の訂正により内容に変更が生じます。重要な決定等にご利用される場合は、出典等を良く検討されるか、試験によって確かめられることをお薦めします。なお、含有量、物理化学的性質等の数値は保証値ではありません。また、注意事項は通常的な取扱いを対象としたものです。 |
| 問い合わせ先 |
| 担当部門 : | 技術本部環境保安部 |
| 電話番号 : | 03(3216)4567 |
| FAX番号 : | 03(3216)4581 |







