製品安全データシート MSDS ｏ-トリジン塩酸塩溶液 | 化学薬品工業薬品食品添加物・食品　試験薬品（試薬）の販売/製造/OEMの内藤商店[愛知県|名古屋市]

015401

ｏ-トリジン塩酸塩溶液

製造者及び販売者
会社名　：	株式会社　内藤商店
郵便番号　：	460-0002
住所　：	名古屋市中区丸の内３丁目８番３号
担当部署　：	製造部
ＴＥＬ　：	052-962-5551
ＦＡＸ　：	052-961-5901
緊急連絡先　：	052-962-5551
受付時間　：	月曜日～金曜日　8:00－17:00
改訂　：	1997/04/
MSDS №　：	MSDS-015401

製品名(化学名・商品名等)　：　ｏ-トリジン塩酸塩溶液

物質の特定

単一製品・混合物の区分　：	単一製品
化学名　：	ｏ-トリジン二塩酸塩（３．３’－ジメチルベンジン二塩酸塩）
成分及び含有量　：	０．１％（水溶液）
化学式　：	Ｃ14Ｈ16Ｎ2・２ＨＣｌ
官報公示整理番号　化審法：	該当なし　　［（９）－８８２］
ＣＡＳ №　：	612-82-8
国連分類・国連番号　：	記載無し

危険有害性の分類

分類の名称　：	分類基準に該当しない。（原体は、急性毒性物質、その他の有害性物質）
危険性　：	不燃性。
有害性　：	稀薄溶液のため殆ど刺激性はない。吸入したり経口摂すると有毒である。発癌性が予想される。（ｏ－トリジン）
環境影響　：	低蓄積性物質、分解性有り。（ｏ－トリジン）

応急処置

眼に入った場合　：	速やかに清浄な水で最低１５分間の洗浄を行い、医師の手当を受ける。
皮膚に付着した場合　：	汚れた衣類や靴等を脱ぎ、製品に触れた部分を水で洗い流した後、石鹸を用いて十分に洗浄する。
吸引した場合　：	鼻孔を多量の水で洗いうがいをする。必要ならば医師の手当を受ける。
飲み込んだ場合　：	速やかに医師の手当を受ける。意識がある場合には、水・牛乳等を飲ませて吐かせる。

火災時の処置

消火方法　：	燃焼性はないが、出来れば容器を安全な場所に移動する。不可能な場合は周辺に水をかけて冷却する。
消火剤　：	粉末、泡、炭酸ガス

漏出時の処置

　ウエス等に吸収させ空容器に回収し、水で十分に洗浄する。流出したもの又は洗した水が河川等へ排出され環境への影響を起こさぬように注意する。

取り扱い及び保管

取り扱い　：	目、皮膚及び衣類に触れないように適切な保護具を着用する。長期や繰り返しの暴露は避け、作業後の手洗い、うがいを励行する。

暴露防止措置

管理濃度		設定無し
許容濃度	日本産業衛生学会	設定無し
	ＡＣＧＩＨ	設定無し
	ＯＳＨＡ	－－－－－

設備対策　：	取り扱いについてはできるだけ密閉化を行うか局所排気装置を使用する。
防護具　：	呼吸用保護具＝マスクを着用する。保護眼鏡＝ゴーグルを着用する。保護手袋＝ゴム手袋を着用する。保護衣＝作業衣を着用する。

物理／化学的性質

外観等　：	無色透明の水溶液
沸点　：
融点　：
比重又は嵩比重　：
蒸気圧　：	－－－－－
揮発性　：	－－－－－
初留点　：	－－－－－
溶解度　：	水に易溶
その他　：

危険性情報（安定性／反応性）

引火点　：	－－－－－
発火点　：	－－－－－
爆発範囲　：	－－－－－
可燃性　：	なし
発火性　：	（自然発火性、水との反応性）：　なし
粉塵爆発性　：	なし
安定性・反応性　：	常温では安定で、光、空気により着色。

有害性情報

製剤としてのデータはない。以下に原体（ｏ－トリジン）について記す。
刺激性（皮膚・眼）　：	データなし
急性毒性　：	腹腔ラットＬＤＬ0 125mg/Kg　　経口ラットＬＤ50 404mg/Kg
亜急性毒性　：	データなし
慢性毒性　：	データなし
がん原性　：	発癌性が予想される。（ＮＴＰ：グループｂ）
変異原性　：（微生物、染色体数異常）	小核試験　サルモネラ菌　50μg／Plate
生殖毒性　：	データなし
催奇形性　：	データなし

環境影響情報

魚毒性　：	ヒメダカに対する急性毒性　ＬＣ50：56mg/1/48時間（ｏ－トリジン）

廃棄上の注意

　活性汚泥法による。

輸送上注意

　運搬に際しては容器に漏れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷がないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。

適用法令

　稀薄溶液で該当なし。原体は下記に該当する。
　労働安全衛生法：製造の許可を受けるべき有害性、特定化学物質第一類物質

引用文献

　(1)Merck　Index　11th
　(2)化学大辞典　共立出版
　(3)産業中毒便覧　医歯薬出版

データ作成者

　株式会社　内藤商店

その他

　記載内容のうち、含有量、物理／化学的性質等の数値は保証値ではありません。危険・有毒性の評価は、現時点で入手できる資料・情報・データ等に基づいて作成しておりますが、すべての資料を網羅した訳ではありませんので取り扱いには十分注意して下さい。